普通の日
2008年 12月 17日
私が愛読しているブログがあります。
勝手に拝見させてもらっているブログなのでリンクはできませんが、そのご夫婦は保健所のワンコや捨てられているワンコを保護し、里親に出しているボランティアをしています。
その夫婦にかかれば、どのワンコも魔法にかかったかの様に可愛くって素敵な家庭犬に育ち、旅立ちます。
ノラ犬に餌付けをして、センターの方と協力し、保護をして、時間と愛情を掛けていったら警戒していたワンコでも、触らせてくれ、甘えてくれるようになって、保護した子犬の子守もやってくれるようになっていたの。
とても素敵なご夫婦で、私もいつかそんな風になりたいと思っています。
その奥さんのブログは時にスゴく私を切なくさせます。
保健所の様子を写真で収めた日記を見ると、写真の中にいるワンコに気持ちがどうしてもリンクしてしまい、涙が溢れ出てきます。
母犬と子どもたち…母犬は『子どもたちだけでも助けて』と言っているようで、子犬は無邪気にお母さんの周りで遊んでします。
そんな風景は保健所では普通なのです。
どのワンコも助けて!!と言わんばかりに、私を迎えにきてくれたの?と言わんばかりに、悲しげな表情や、期待するキラキラの目をしています。
ここにいる罪のないこの子たちを救うことなんて、私にはとうてい無理です。
もちろん、上でお話したご夫婦でもこの数は無理です。
保護をすることは【お金】がかかります。
保護したら、検査にまず病院へ行きます。避妊・去勢手術を受けさせます。アレルギーやフィラリアにかかっていたら、投薬が必要です。ごはんやおやつ、散歩道具にトイレシートが必要です。
そして、【時間】がかかります。
遊んであげる時間、撫でてあげる時間、躾をする時間などの触れ合う時間、散歩の時間、里親に出すためにブログを書く時間、里親会に出席する時間、など色々な場面で時間は必要とします。
気持ちだけではボランティアをやることが出来ないことがわかるでしょう。
私はボランティアをやりたい気持ちでいっぱいですが、
ピコに対して私は完璧なのか??
答えはNo…です。
疲れている時、時間がない時、ないがしろにしてします自分がいます。
ピコはいつもの様に『遊んで~』『触って~』って来るのに、それを邪険にしてしまったりしちゃいます。
その後、ピコが寝た時その寝顔を見ると、ふと我に返る自分がいます。
後悔の気持ちでいっぱいになることは言うまでもありませんね。
あとどれだけ一緒にいれるかわからないのに…
そのご夫婦は1日1日を大切に過ごしている感じがします。
保健所にいるワンコはたった1日で死へ行く道に大きく一歩を踏み出してしまいます。
私は日常に追われ、振り返る暇もありません。
そう考えると、もっとたった1日されど1日大切に生きないとダメですね。
自分自身も限られた命なんだから…ね。
さて、残り少ない昼休み…ちょっと仮眠しよう(笑)
by piko-nono
| 2008-12-17 13:08
| 動物のこと